Caulaincourt(コーランクール)のGLOVE
ボンジュー ムッシュー サバ⁉︎
東京も急に寒くなってきました。 そろそろ朝晩はGLOVE(手袋)をしても良い季節になりました。
コーランクールでは、昨年の冬から フランスのアトリエ(工場)でAlexis Lafont(アレクシー・ラフォン)が考えた、手袋を生産しました。これはアレクシー自身がバイクの乗るので、そこからのアイデアでもあり 先ずは、パリのお店からテスト販売をスタートすることになりました。
なかなかの評判で、今年の年初めにサンプルを取り寄せて、今年の冬から日本でも販売を開始しております。
甲の革は、鹿革 内側は、子羊の革 ライングは、ラビットファーです。 強度と柔らかさ、抜けにくラビットファーで保温も抜群です。
茶色のグラデーション
ブラックとネイビーのバイカラー
このグローブをフランスから出荷するときに問題がおきました。
日本から今年の4月の初旬にそれぞれの色とサイズをオーダーしました。 日本に商品を輸入するときは、輸送費を可能な限り抑えなければなりません。関税もそれに伴いかかってくるので 価格が高くなってしまいます。
緊急に必要でない場合は、他の商品や必要なものを多くまとめて送るように指示をします。
タイミングよく先回のチョンボで送れなかった靴とギフトボックスが揃ったので併せて出荷依頼の指示を出しました。
先回のこともあったので今回はフランスおやじの方から珍しく何度も何度も内容の確認がありました。おやじから送られてきたグローブの写真が日本にあるサンプルとはなんか違うような嫌な予感…
私は、日本のサンプルの写真を送りました。
私 「チョット感じ違うんじゃないの?」
フランスおやじ 「TOMが持っているのは前のモデルで今年は甲の部分の革がヌバックに変わった」と
私 「注文した後も納期確認何度もしたよね?なぜ今まで言わなかったの?」
フランスおやじ 「…」
私 「レストランで牛肉頼んで 豚肉出てきたら あなたならどうする?」
フランスおやじ 「ごめんなさい。 言うのを忘れていた。良いヌバックの革があったから、 でも今回は先に大丈夫かどうか?こうやって確認しているよ?」
それから私は既にサンプルをご覧になられて注文を頂いていて、お待たせしている日本のお客様に確認を取りまくりました。
「皆さま本当にありがとうございました。本当申し訳ございません この場をお借りしてお詫び申し上げます。」
それからフランスに出荷OKを出しました。
フランスおやじ 「他に忘れていた事はないかな?」
「今回は、商品の梱包も完璧だよ!」
私 「パーフェクト!!」
怒ったり 持ち上げたり フランスおやじは、もう本当大変です… なぜか憎めません…
グローブ ヌバックの革の質感 結果は、… 良かったと思いますが お客様は満足されたかどうか?やはり心配です....
だんだんとフランスおやじに慣らされていく自分が怖いです。
メルスィー オバ!
créme la de crème
TOM