スカーフが起源でない La Cravate(クラヴァット)=ネクタイ
ボンジュー ムッシュー サバ⁉︎
お客様から仕事関係で改まった席に出席しなければならず、その時にジャケットとネクタイはしなければならないと相談されました。
シルク素材 織物
ご職業は、グラフィックのデザインのお仕事。今は、ネクタイは、冠婚葬祭以外はしめられないとのこと。 ご自分の好みもありネクタイ選びに迷われていました。無地系がご希望ですしたが、織物のシルクの質感がどうも綺麗過ぎて、ご自分には職業柄も含めて似合わないと思われていたようですし 他素材の麻、コットンやウールは季節感もありました。
麻素材とコットン素材 織物
ウール素材 織物
お召しになりたいジャケットとも合わないと考えておられたようでこのニットタイをお選びになりました。
このネクタイ素材はシルク、形が途中が括れているセミボトルのデザインです。 ノット(結び目)が太くなりません、ニットタイでありながらもあまりカジュアルに見えません。編み物(ニット)独特の質感からの色合いも良いと思います。
これは、フランスのアトリエでソックスやストッキングの製法を用いて、丸編みで編み上げ、編み目をへらして作っているので、この形が可能になりました。
ニットタイの多くは下の写真ように 大剣と小剣の間の編み地にグログランテープ縫い付けて補強しています。 どうしてもノットが太く大きくなってしまいがちです。
LELYS カシミヤ ニットタイ Made in Italy
ニットタイはネクタイが起源という仮説
衣の世界だけではなく、世の中 段々とカジュアル化が進んでいると思います。それは、日本に限ったことではないと思います。
ネクタイはアクセサリーの1つにすぎませんが顔のすぐ下 やはり印象が違います。
今は、着ていく場面も多種多様です。ニットタイもその時代の流れから生まれたものなのかもしれません。
ニットらしい(?)温かみがある編地
ニットタイを購入いただいたお客様、ネクタイ姿が好評で、それからは、改まった席ばかりでなく、着る機会も洋服の幅も増えたと喜んでおられました。少しの事なのですが、印象も自分の気分も変わると思うのです。
メルスィー オバ!
créme la de crème
TOM